『2009年第1回JMRC中部ラリーセミナー』

日時:09年4月18日(土)  場所:愛知県豊田市近辺
主催:JMRC中部・チームシロキヤ・MASC
URL:http://www32.atwiki.jp/rally/pages/70.html

お友達の『ゆ〜』さんのレポートです。
ラリー参加を目指しているゆ〜さんですが、「ラリーは見るだけ」って決めている人でも、
参加するとその後の観戦が楽しいような気がします。(私のこと?)
機会があれば参加してみたいです。


JMRC中部ラリーセミナー受講記
先日のヴィッチャレのときに知り合ったIさんと、初心者向けラリー講習会に参加してきました。
ほとんど文章のみですが、緊張と興奮で舞い上がってしまい、写真を撮る余裕が全然ありませんでした。
講師として、先日の唐津の全日本戦でクラス優勝をしたチームシロキヤの眞貝選手、澤田選手、天野選手、井上選手、そして
WRC経験も豊富なMASCの船木選手と、非常に豪華な面々です。

まずは「ラリーとは?」から使える車両、各選手権の説明、簡単なレギュレーションの解説から講義が進んでいきます。
その後、MASC船木選手による、ペースノートの解説です。
「ノートは、ドライバーが決め、コドラが書き、コドラが読み、ドラが聞いて走る」
2人で一緒に作り、精度を高めていくものとだと仰っていました。
全く違う2人の感覚を、何度も練習を重ねて近づけていくと、最高のペースノートが作れる、速く走れるわけです。
タイムを稼ぐポイントになる、ストレートの距離感覚も大事です。
大体のラリーでは2回レキができるので、1回目でノートはほぼ完成の状態にしておき、2回目で再確認、本番で最高の走りをする。
迷ったらはっきり相方に伝え、曖昧なノートにしない、などなど時間が全然足りないくらいに濃い講義を経て、いよいよ実走です。

が、その前にお弁当を食べましょ〜、となってしまいました・・・
これから酔うのに飯食ってダイジョーブなんかなあ・・・
食後、スタートまで時間があったので船木選手や井上選手のノートを見せていただきました。
同じステージでも、車両・ドライバーの違いで曲率や距離などが違っていて興味深かったです。

ルートは、15キロほどのリエゾンをコマ図に従って走り、2.5キロのステージを3回走行し、再びリエゾン→会場、という行程です。
全ての箇所に指定時間が設けられ、その時間にTCにたどり着かねばならないのですが、
ステージにたどり着くまでのコマ図でまさかのミスコース!
結局8分遅れでのTCインとなってしまいました・・・本番だったら致命的です(滝汗)
お互いラリー好きということもあり、リエゾンでは話に夢中になってしまうのですが、緊張感が足りなかった証拠ですね。
全く土地勘のないところを戸惑い無く走らせるのもコドラの仕事。
次のTCまでの距離と残り時間を気にしながら、制限速度内でペースアップさせたり・・・

ステージは様々な曲率のコーナー、グレーチング、クレストなど、
ペースノート作成の他にドライビングの練習にも適した様々な要素を含んだコースでした。
1回目はまさしくレキ。ゆっくりドライバーの直感で決めた曲率や距離をノートに記しながら7分30秒かかったコースを
2回目は読み上げながら走ります。
すぐリピート、というのもあったかもしれませんが、ノートを読み上げると
さっき見た光景が思い出され、自然とペースも上がります。
お互いラリーを初めて体験して興奮しながらも、1回目で記した箇所を修正・加筆していきます。
ストップでタイムカードを差し出すと、タイムは4分30秒!
ノートの効果は絶大です。
そして3回目。本番では、これが実際のSSになります。
個人的には、一番良い走りができたと思いますが、ノートについてはまだまだ詰めれる箇所が見つかり、
今後もっともっと経験を積む必要があるな、と実感しました。

会場に戻り、各クルーが感じたことなどを発表し合い、今回体験したこと(上手くいった、失敗した)を共有して講習会は終わりました。
終了後も、ラリーを始めるには?や今回のステージについて知り合い同士で話込んだり、
非常に有意義な時間を過ごせました。
中部地区ではあと2回、高山と門前でも開催されますが、すぐラリーに出る予定が無いのであれば、
このセミナー巡りをしてみるのも良いかと思います。


非常に汚くて読みづらいのですが、私の書きとめたノートです